観劇記録

【ザ・ポルターガイスト】 観劇記録・感想

村井良大さん一人芝居 ザ・ポルターガイストについての記事です。

この記事では、実際に観劇した立場から「どんな作品だったか」「印象に残ったポイント」「どんな人におすすめか」などを中心にまとめています。
既に観劇された方や気になっている方の参考になれば!

本記事には作品のネタバレが含まれています。
本作未見の方はご注意ください。
※ネタバレを含む感想パートと、未見の方向けの情報パートを分けて記載しています。

ネタバレなしゾーン

はじめに

観劇のきっかけ

村井さんのお芝居を今までに何度か拝見しており、個人的にかなり好きなお芝居をされる方という印象を持っていました。
一人芝居は観たことが無かったので、いいきっかけかなと思いチケットを取りました。

観劇前のイメージ

初めての一人芝居!
どんなものか形を掴めないまま客席に座りましたが、「村井さんのことだからお芝居が悪いはずはない!」という信頼と、未知への少しの不安。
でも開演したらその不安はすぐに消えて惹き込まれました。

圧巻です。流石過ぎました。

舞台概要

公演の基本情報

ザ・ポルターガイスト キービジュアル
画像引用元:ザ・ポルターガイスト 公式サイト
https://thepoltergeist2025.com/

舞台概要

期間:2025年9月14日(日)~21日(日)
劇場:
下北沢 本多劇場
上演時間:約90分

:フィリップ・リドリー
  The Poltergeist by Philip Ridley

翻訳:小原真里
上演台本・演出:村井 雄

出演:村井良大

チケット料金
 全席指定……6,800円 
 U25…………3,000円

主催:有限会社石井光三オフィス
スタッフ:美術/竹邊奈津子 照明/杉本公亮 音響/清水麻理子 衣裳/日下和則 舞台監督/有馬則純 演出助手/簾長李花

作品のあらすじ

ジャンル:一人芝居会話劇

村井さんがたった一人で11人ものキャラクターを演じ分ける一人芝居。
独白から多人数での会話までを一切止まることなく演じ続ける、ノンストップの会話劇。

10代で描いた大規模な壁画が話題を呼び、将来を期待された若き画家・サーシャ。
アート界に旋風を巻き起こすはずだった。
しかし今では世間から忘れ去られ、古びたアパートで俳優志望のパートナーと静かに暮らしている。
輝かしい成功を手にするはずだったのに・・・
そんな思いを抱えたまま迎えた、姪の5歳の誕生日。
久しぶりに顔を合わせた家族や旧知の人々との何気ない会話。
記憶の食い違いや過去の栄光、無神経な言葉の数々が、封じ込めてきた感情を静かに揺り動かしていく。
芸術、家族、記憶に翻弄されながら、本当の“自分”に気づく、ある1日の出来事。

引用元:ザ・ポルターガイスト 公式サイト
https://thepoltergeist2025.com/

!!!以下ネタバレあり!!!

舞台について

所感

凄い、本当に凄かったです。
だって別の人間が“居る”ので。
舞台上には村井さん一人しかいないのに、なぜかいろんな人が出てくる。
シームレスにキャラクターを切り替えて台詞を言う姿に違和感はなく、途中から一人芝居であることを忘れて普通の舞台だと思って観ていました。
本当に圧巻です。

サーシャについて

個人的にサーシャはとても可哀想な人でした。
(語弊があるかもしれませんが)薬に負ける弱さ、周囲を敵対視して自分の真実を疑わない愚かさ、そのくせ取り繕おうとする真面目さと自意識過剰さ。
ここまで書いて改めて思うけど、自分と根っこの部分が似ている気がします。
思い込みかもしれないという話は置いておいて、自分には彼の気持ちが痛いほど分かる。
だからこそ、その心情の厄介さが辛い。

だって周りの人はあんなにサーシャのことを想っていたのに、まるで届いていなかった。
人の目を気にしてなのか、表面上は頑張って取り繕い、パートナーであるチェットの心配にも笑顔で「大丈夫!」と答える。
そうして自分を追い詰めた結果、楽しそうに器物破損などの蛮行に及んで感情を爆発させる。
自分だったら見放してますね、こんな人……(ブーメラン)。

でもこの日は、彼にとって明るい未来へ漕ぎ出すきっかけになったんじゃないかな。
過去と向き合い、決別し、周囲の人の愛情に気づく。
遺恨はそう簡単に消えるものではないと思うけど、きっと別の世界を見ることができるようになった彼であれば前に進めると思うし、そうであってほしい。

周囲の人々について

サーシャの蛮行を、フリン夫妻は寛大な心で目を瞑り、題名にある「ポルターガイスト」ということにしたのかな。
心が広すぎる。温かい。

デリカシーのない人たちとのコミュニケーションは、逃げたくなるくらい苦しかったです。
チェットとネーヴはサーシャを助けようとしてくれるけど、もっと彼を助けてほしかったし、その助けすら拒むサーシャに対しては「なぜ逃げない!」って思ったり、いろいろもどかしかった。
この嚙み合わなさがコミュニケーションよな・・・と。

まとめ

どんな人におすすめな作品か

純度の高い素敵なお芝居が観たい!という方・じっくり言葉を味わう舞台作品が好きな方におすすめです。
流石村井さんというか、すばらしい作品を届けてくれます。

おわりに

初の一人芝居でしたが、舞台の魔法を存分に浴びれた良い舞台でした。

それにしても、90分出ずっぱりで、膨大な台詞を喋り続けて演じ分ける……どれだけのスタミナと精神を消費するのか。
ただ見ているだけの自分も村井さんの熱量に当てられたのか、終演後はなんだかすごく疲れていました笑
本当に凄いと思います。尊敬。

次回があれば、ぜひ囲み舞台で観てみたい!色んな表情が見れそうです。

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