※面会を否定する意図は全くありません。ただの個人の主観です。
タイトルの通り。
自分は役者面会が苦手です。苦手というかそもそも参加したことがほとんどないというか・・・
理由はいくつかありますが、一番は「自分から話しかけに行くことが出来ない」ということ。大抵面会って話しかけないと始まらないじゃないですか。(知り合いとかは別で)
自分はもともとかなりの人見知りで、人と深く関わるのに時間がかかるタイプ。
新しい出会いを求めていないというか、はじめましての関係が怖いし、関係を新しく作ることにエネルギーを使いたくないと思ってしまう。
しかも、話しかけるってことは相手の時間をもらうということです。
短い時間でも「自分のために時間を割いてもらう」って申し訳なくなっちゃう。
その俳優さんと話したい人って他にもいるだろうし、自分が間に入るのが怖いというか、無意識に遠慮してしまう。
要するに——話しかけるハードルがめちゃくちゃ高い。
それに、「何を言えばいいのか分からない」問題もある。
終演後って気持ちも頭も整理できていないから、どんなに良い舞台を観ても「よかった」以上の言葉が出てこない。
自分はじっくり噛みしめてから感想が浮かぶタイプなので、終わってすぐは何も出てこないんです。
ブログの感想も時間を置いてようやく書けるのと同じで、自分の中で熟成させないと出てこないんですよね。
そのうえ、無理して喋ろうとするとテンパって変なことを言っちゃう。
そして帰り道で「なんであんなこと言ったんだろう…」と自己嫌悪して、「もう話しかけんとこ」ってなる笑
知り合いの俳優さんに挨拶することはたまにあるけど、それでも緊張します。
「お客さん」と「俳優さん」という関係を意識しすぎてしまうのか、急に言葉が出なくなる。(普通に話す分には問題ないんだけど。)
ここまで書いてみて思うけど、やっぱ自分は人付き合いがそもそも嫌いなんだなとつくづく実感する笑
多分、普通に面会参加できる方には理解できない思考なんだろうなということは自覚してます。
でも少し前に、考えが変わるきっかけがありました。
大好きだった劇団が解体したとき、最後のイベントで腹を括ってチェキを撮ったんですよ。
そのとき、皆さんが本当に嬉しそうに話してくれて。
「あ、やっぱり“好き”とか“楽しかった”って、言葉にしないと伝わらないんだな」って思いました。
だから最近は、チェキを撮るという建前で頑張って話しかけに行くようになりました。(面会はまだ無理。)
面会は相手の時間を“もらう”感覚が強いけど、チェキはお金を払っている分、少し気が楽なんですよね。
「お金を挟むことで、コミュニケーションの仲介をしてもらう」ような感じ。
“話しかけてもいい権利”を買っている、そんな安心感があります。(あと普通にチェキっていい思い出になる)
お金を挟まないと人と話せないわけではなくて、「俳優さんと」話せないってことです。(念の為。笑)
普通の人とだったらふつ~に話せるんだけど、やっぱ立場を考えちゃってるんだろうか。
おわりに
面会いるいらないの話、たまに聞いたりしますが、個人としては別にどっちでもいいです。
強制面会は勘弁してほしいけど!笑
まぁでも世界観を大事にして「あえて」面会しない、っていう舞台観ると「おしゃれじゃん・・・」ってニコニコしがちです。
「よかった!とかの一言でも励みになります」と言って下さる俳優さんも多いですが、なんせ話しかけるハードルが自分にとっては激高なので。。
やっぱり面会苦手な俳優さん、お客さんって他にもいるんですかね?
舞台を観て、感情が溢れて、それを「言葉にする」ことって、やっぱり勇気がいります。
このブログだっていまだに投稿するの緊張してる。
でもやっぱり伝えなきゃ伝わらないと思うので、徐々に慣れていけたらな〜と思います。
