壱劇屋東京さんの 回ノ導についての記事です。
この記事では、実際に観劇した立場から「どんな作品だったか」「印象に残ったポイント」「どんな人におすすめか」などを中心にまとめています。
既に観劇された方や気になっている方の参考になれば!
本記事には作品のネタバレが含まれています。
本作未見の方はご注意ください。
※ネタバレを含む感想パートと、未見の方向けの情報パートを分けて記載しています。
ネタバレなしゾーン
はじめに
観劇のきっかけ
観劇したことのある壱劇屋東京さんのワードレスは3作品目でした。
新作かつ次回公演につながるお話ということで、見逃すわけにはいかない!とチケットを取りました。
舞台概要
公演の基本情報

https://www.ichigekiya-east.com/next/5%E6%9C%88%E5%9B%9E%E3%83%8E%E5%B0%8E-%E3%81%97%E3%81%AE%E3%81%97%E3%82%8B%E3%81%B9
公演名:回ノ導 -しのしるべ-
劇団名:劇団壱劇屋東京支部
会場:池袋/シアターグリーンBIG TREE THEATER
期間:2026年5月8日(金)~2026年5月11日(月)
上演時間:約90分
ジャンル:ワードレス殺陣芝居
作・演出:竹村晋太朗
チケット料金:
SS席………………7,500円
S席……………… 7,000円
A席……………… 6,500円
学生席……………3,500円
出演 (敬称略):
竹村晋太朗
岡村圭輔
西分綾香
黒田ひとみ
雨宮岳人
伊鶴由貴
小林嵩平
柏木明日香
八上紘
今泉春香
(以上、劇団壱劇屋東京支部)
池治徹也(ステージタイガー/刹那のバカンス)
大西敦司
過能光希
田上颯志
松下詩温
熊野ふみ
スタッフ (敬称略):
脚本・演出:竹村晋太朗、舞台監督:新井和幸(箱馬研究所)、照明:小野健(㈱NEXT lighting)、音響:椎名晃嗣(㈱NEXT lighting)、サンプラー:大谷健太郎(S.H.Sound / BS-II)、衣装:車杏里、小道具:劇団壱劇屋、グッズ製作:劇団壱劇屋、当日運営:吉乃ルナ、写真撮影:河西沙織(劇団壱劇屋)、劇団制作:西分綾香(劇団壱劇屋)、企画・制作:劇団壱劇屋東京支部、主催:株式会社GOSAI
作品のあらすじ
ジャンル:ファンタジー時代物
時代背景:中華風の昔の時代
荒廃しかけた村の中央で、赤朽葉(アカクチバ)は空を見上げていた。
その夜、真紅の流れ星が大陸を横切り、無数の星を引き連れて森の彼方へと墜落する。絶えぬ戦と徴兵に苦しむ大陸――
句禹王(クウオウ)が治める午国は、近隣諸国に対抗するため、
神話に語られる「破軍」に通ずるという“落星”を手に入れようとしていた。王は国内各地に立て札を掲げる。
「落星を手に入れた者には、大金を与える」と。その知らせを受けた村人たちは、最も粗野で腕の立つ男・赤朽葉に望みを託す。
金に興味のない彼だったが、腐れ縁の宗那(ソウダ)と九菜(クウナ)のため、
落星探査隊への参加を決意する。探査隊は、国を代表する英傑【二大将】と志願者たちによって編成され、
墜落地点とされる森へ足を踏み入れる。
しかしその奥で彼らを待っていたのは、常識を超えた出来事だった。真紅の凶星(マガボシ)が木々の間を飛び交い、人に取り憑いては仲間を襲わせる。
隊は次第に崩壊し、極限の中で赤朽葉の前に星の精霊が姿を現す。やがて彼らは、無数の槍に貫かれた謎の男と遭遇する。
解き放たれたその存在こそ、凶星の権化だった――。これは、かつて星に選ばれた男が“奪われかけた未来”を取り戻そうとする、反逆の物語。
引用元:劇団壱劇屋東京支部公式サイト
https://www.ichigekiya-east.com/next/5%E6%9C%88%E5%9B%9E%E3%83%8E%E5%B0%8E-%E3%81%97%E3%81%AE%E3%81%97%E3%82%8B%E3%81%B9
!!!以下ネタバレあり!!!
舞台について
セット・演出について
いつも通り(?)めっちゃ動くセット。
ビッグツリーは天井が高いので、高低差のある舞台装置が映えます。
森にも玉座の間にも橋にもなっちゃうんだから舞台の魔法ってすごいですよね。
毎度のことながら、どうやって演出しているのか気になります。(縦横無尽に動くので・・・)
衣装について
二大将と王の衣装かなり好きでした。
中華風の服がもともと好きなんですが、かっこよすぎませんか?
しかもひらひらしてるから、殺陣の時に衣装が舞って美しかったです。芸術!
ストーリーについて
ワードレスということでセリフは一切ありませんが、物語はとても分かりやすいです。
言葉が無くてもここまで伝わるのか・・・と毎度本当にびっくりしています。
キャラクターについて
赤朽葉あかくちば(竹村晋太朗さん)
今作の主人公。次作にも出るらしい!
力持ちで荒っぽいけど、実際は村の人や周りの人の事を深く考える優しい人。
やっぱり竹村さんの表情のお芝居に弱いです。
王によってばらまかれた手配書(?のようなもの)を見た周りの人に石や水を投げつけられて絶望していた時、正体を隠した亜路どのがくれた食糧で回復しやる気になった時の変わりようが凄まじかったです。
あれ、絶対覇気というかエフェクトが出ていましたよ・・・お気に入りのシーンです。
次作、赤ん坊がどう育つのかも楽しみです!
凶星まがぼし(小林嵩平さん)
いや、悪!!
悪意の権化というか、意志ある自然災害というか・・・
自由に身体を乗っ取れるなんて、チートじゃないですか!!
最後、赤ん坊の身体に入ったまま白星に封印?されてたけどどうなったんでしょうね。。
次作で出てきたりするんでしょうか?楽しみです。
やっぱり小林さんが大剣みたいな大きな武器で戦うの絵になるよなぁと思いました。かっこいいです。
今作は人外感が凄くて素敵でした。
元汰々がんだだ(岡村圭輔さん)
正統派の忠義。
そんなに王を慕っているなら、変わってしまったことを諫めるのも忠臣の務めでは?とも思いましたが「どんな王でも忠誠を誓う」堅物感があってこれはこれで魅力的でした。
赤ん坊を取り上げたことは許していませんが・・・笑
勅命失敗で自害しようとしていた時、周りの部下に止められたシーンで元汰々どのに対する信頼感の厚みを知れて良かったです。
硬派なカリスマとして信頼されてたんだろうなと思いました。
亜路あじ(西分綾香さん)
今作の推しです!
硬派な元汰々どのとは反対で、人情に厚い将。
だからこそ、村の人を皆殺しにしたことに気が付いた時の叫びが悲痛過ぎてとても苦しくなりました。
最期の散り方が美しい。意志で凶星に打ち勝ち、己の身ごと爆散させる・・・
常人にはできることではありません。
縄鏢という武器を初めて知ったのですが、かっこよかったです!
個人的に舞台を縦横無尽に駆け回る西分さんがかなり好きで、たくさん見られて嬉しかったです笑
一閃のエフェクトもかっこいい!!
句禹王くうおう(黒田ひとみさん)
こういう感じの黒田さん初めて観てびっくりしました。かっこいい!
操られていたとはいえ、あまりに暴虐的なふるまいには怒りを感じました。王、しっかりして!!
悩んだ末に縋った力が、まるで特級呪物のようなものだったのが運の尽きでしたかね・・・
やはり、出所が分からない力はむやみに扱うべきではないなと思いました。
王の衣装布量が多くて重そうだなと思いました。
殺陣かっこよかったです!
宗那そうだ(雨宮岳人さん)
優しい村の青年。
赤朽葉とのバックグラウンドストーリーをもっと知りたかったです!
九菜を気遣う雰囲気が優しすぎて、九菜が殺されたあと、駆け寄るも阻まれるあのシーンでめっちゃ心痛くなりました。
お墓は隣同士にしてくれたことで少しでも救われていると良いなと思います。
九菜くうな(伊鶴由貴さん)
宗那の妻。宗那と同じく優しい村の女性。
お腹の子を慈しむ表情が本当に素敵でした。
赤ん坊は・・・赤朽葉が何とか守り抜きましたよ・・・
白星(柏木明日香さん)
凶星と同じく謎な存在。
どうやら凶星を仕留める事ができるらしい。
持ってる武器が釘の形っぽかったのは何か理由がありそうだなと思いつつ、「封印」のための釘なのか「凶星ヴァンパイア説」を提唱しようと思います。
台本に書いてあったりしたのかな??
アクションモブの皆さん
今作もめっちゃ戦って動いて大変そうでした。
本当に凄いと思います。
アクションモブの皆さんの人力エフェクトとかで本当に素敵な舞台になっています!お疲れ様でした!
アフターイベント「超人タッグトーナメント」
めっちゃ笑いました笑
壱劇屋東京さんの作品は意外と観てるのですが、劇団の内部についてはあまり詳しくなく・・・
それでも皆さんが和気藹々と楽しんでるのが見れてとても嬉しかったです!
(淡海さん日置さんを拝見できるとは思わなかった笑)
楽しかった!!
まとめ
どんな人におすすめな作品か
殺陣・アクション好きな方には絶対におすすめです。すごいから!
ワードレスということで足踏みしている方がいるなら、ぜひ背中を押したい作品です。
アングラ系作品より100倍くらい物語は分かりやすいので安心してください笑
観たことない方にこそ観て欲しい「ワードレス」の世界です。
おわりに
いや~、今作もとても面白かったです。
これで次作にも繋がるっていうんだから気になりすぎますよね。
配役と役名見たけど、色が重要になったりするのかな?
赤ん坊の生き様も見届けます!たのしみ!!

